| はっぴーママ.comアンケートによせられたお悩みや疑問の中から、代表的なものをピックアップ。堤先生にお答えいただきました。 お答え 堤ちはる先生(母子愛育会)プロフィール |
| 離乳食は食べたいだけ食べさせてもよいと聞きましたが、本当ですか? | ||
また、離乳食の固さは赤ちゃんの発達段階に合っていますか。やわらかすぎるとあまり咀嚼しないで、歯ぐきでかまずに次々に飲み込んでしまいます。この状態では、いくら食べても脳が満腹感を感じないので食べ過ぎてしまいます。また、おかゆ、パン、ジャガイモ、バナナなどの糖質性の食品は食べやすく、つい食べすぎてしまうことが多いのですが、それらの量は多すぎませんか。一方、野菜類は少なくありませんか。 赤ちゃんにもそれぞれ個性があります。大人でも食べることが大好きな方もいますが、赤ちゃんでも同じです。食べることに熱心で、与えればいくらでもたくさん食べてしまうお子さんもいますが、赤ちゃんで、まだアンヨできない時期でも、ママがベビーカーに乗せて積極的に外に連れ出すなど、ほかのことに興味を持たせたり、赤ちゃん体操などをしたりして、体を動かす楽しみを味わわせ、食べることだけに執着させないようにしてみましょう。 |
| 離乳食を始める時期の目安は? その時期になっても食べたそうにしなかったら開始を遅らせてもよいでしょうか? | |
| 通常、発育が良好なお子さんは5ヶ月くらいで始めるのが適当だと言われています。これを過ぎると、慣らすのに一苦労することが多いです。周りの大人が食べているのを見て、口を開けたりよだれを出すようになったら、それは“自分にも早くちょうだい”のサインです。 もし全然食べたそうな様子がない場合でも5ヶ月を目安にスタートしてみましょう。大人でも食べることに関心が薄い人もいますよね。子どもも同じで、食べることへの興味の度合いはそれぞれですが、関心が出るまでほっておけばいいということではなく、やはり適した時期に始めてみることがおすすめです。 |
| 離乳食ですが、少しスタートが遅れて7ヶ月で始めたのですが、11ヶ月現在でもほとんど食べてくれません。スプーンを近づけると、積極的を口は開けるのですが、食べ物を入れると“ダーッ“出してしまいます。「ある日突然食べられるようになる」と保健所で言われているのですが、今だに食事は1回食で母乳ばかり飲んでいて、悩んでいます。 | |
“積極的に口は開ける”という様子から、本人は「食べたい」意思があるようですね。ただこのお子さんの場合、口に入れたあと、ゴックンと飲み込むのが上手にできないだけのようです。ミルクや母乳を飲むのと、固形の食物を飲み込むのとでは、舌の使い方や飲み込み方が違うのです。それを練習する過程が離乳食ですから、あせらずに見守ってあげましょう。 こういうことは、すぐにできるようになる子もいれば、できるまでに時間のかかる子もいて、個人差があります。毎日練習していると、逆上がりが突然出来るようになるのと同じように、「ゴックン」のコツを、パッとつかめる瞬間があるんです。それで「ある日突然食べられるようになる」と保健所の方もおっしゃったのでしょう。 育児書などに書かれているのはあくまで目安です。周囲のお子さんと比べず、お子さんの状況に合わせて進めていってください。ただし、たとえ食べなくても毎日月齢に合わせた回数は与えることが大切です。練習しないと上手にはなれませんから!食べられないようなら無理強いせず、毎回食べないのに作るのがストレスになる、と感じたときには、市販の離乳食を使って進めるのもとても良い方法だと思います。 お母さんがイライラしたり、落ち込んだりすると、子どもにも影響があります。気長に“食べられるその瞬間を見届けるわ〜”というように、楽しみにしながら待つくらいの余裕を持ちましょう! |
| 日々の離乳食作りが大変です。一日中キッチンに立っている気がします。 | |
| 1歳未満の赤ちゃんの離乳食を、大人の食事とは別にはじめからでお作りになる方も多いと思いますが、大人が食べる食事を作る途中で取り分けて、基本的には同じものを食べさせるのが良いのではないかと思います。 大人のために毎食手作りの食事を作るのは面倒かもしれませんが、赤ちゃんの分を一から作るのに比べたら、取り分けるということだけで解決するので、結果的に手間も省けます。たとえば、おみそ汁を作る際に、だしの中で軟らかく煮えたじゃがいもを、みそを入れる前にこどもの分だけ取り出してつぶすなどの方法です。全部ではないにしても大人の食事に手作りの物があると、離乳食作りは楽になるし、大人も子どもも栄養のバランスがよくなります。これは大人の健康管理にもつながり、生活習慣病の予防にもなります。 もし、固さなどの調節に自信がない場合は、市販のベビーフードをお手本にしてみましょう。味付けの濃さや食べやすさなど、とてもよくできていますよ! |
| 『薄味が良い』と言われていますけど、どの程度の濃さにしてよいのか、よくわかりません。また、いつごろから大人と同じものを食べさせてよいのでしょうか。 | ||
しかし、ここで重要なのは、普段大人がどんなものを食べてるのかということです。コンビニエンスフーズやお惣菜屋さんから買ってきたものは味付けが濃いものが多いですよね?ご家庭によって味付けはまちまちですから、幼児にそれが適した味付けかどうかは一概には言えませんが、これを機会に大人も薄味を心掛けてみてはどうでしょう。家族全体の健康のためにも大人の食事を見直すのは良いことですよ! |
| 野菜の補給に野菜ジュースを用いるのはどうでしょうか? | |
| 野菜ジュースは、野菜をそのまま食べるものではないので、身体の中でまったく同じ働きをすることにはなりません。特に野菜嫌いのお子さんだと、野菜ジュースで補おうとする気持ちも解ります。しかし、本来の野菜のおいしさは、歯ざわりや香りなど、いろいろな要素があります。たとえ栄養素は摂れたとしても、野菜を食べる「食体験」を得ることは出来ません。やはり咀嚼(そしゃく)して味わうことを覚えさせてあげたいですね 。 |
| 牛乳が大好きで、たくさん欲しがって困ります。飲み過ぎはやはりだめですよね? | |
| 牛乳は栄養があるしカルシウムも多いから、たくさん飲ませても良い、極端な方ですと水変わりに飲ませても平気と思っていらっしゃるようですが、飲み過ぎはよくありません。一日の最大量は300〜400ミリリットルくらいにとどめておくのが良いのではないでしょうか。それから問題なのは、牛乳で胃がいっぱいになり、お腹がすかず、食事が食べられなくなる影響があります。たとえば一日2杯までですとか、こどもと約束して、それを過ぎたらお茶に切り替えるなどとしてみてはいかがでしょうか? |
| 子どもにとって、“おやつ”とはどんな位置づけなのでしょう? | ||
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| 食が細く、困っています。どうしたらきちんと食べてくれるでしょうか? | |
| 疾病による小食や発育遅延の場合には、専門医の診断を受けましょう。しかし、医学的な原因がない場合には、生活習慣を見直しましょう。例えば、食前の甘いおやつの過食はありませんか?また、運動不足、睡眠不足も考えられます。 解決策としては、早寝早起きの習慣をつけて食事時間に余裕をもたせること、体を活発に動かして消費エネルギーを増やし、空腹感を体験させること、おやつは決まった時間に適量を与え、食べ過ぎに注意することが効果的です。保護者の中には、しかったり強制して食事を全部食べ終わらせようとする人もいますが、これは不安感や反抗心をあおり、食欲を損ない逆効果です。 食事は楽しく、おいしく味わって食べる環境づくりに努めましょう。また、食事は少なめに盛つけ、量からくる圧迫感をなくし「全部食べた!」という達成感を大切にしたいものです。 しかし、おとなと同様に子どもにも、大食い、小食がいますし、食欲の波もあります。同年齢の子どもにくらべて食事量が少なくても、元気でその子なりに順調な発育を示していれば問題のないことが多いのです。 保護者の方も小食をあまり神経質に考えることはやめて、家族そろって食べるなど食事環境を楽しくする工夫をしましょう。 ※Q9のみ「たのしくたべようニュース(第239号付録)」発行:少年写真新聞社 より引用 |
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“積極的に口は開ける”という様子から、本人は「食べたい」意思があるようですね。ただこのお子さんの場合、口に入れたあと、ゴックンと飲み込むのが上手にできないだけのようです。ミルクや母乳を飲むのと、固形の食物を飲み込むのとでは、舌の使い方や飲み込み方が違うのです。それを練習する過程が離乳食ですから、あせらずに見守ってあげましょう。 
