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子育てお役立ち辞典

こんな症状のときに<発疹が出たとき >

ひとくちに発疹といっても、あせもやかぶれなどの皮膚トラブルによる発疹と、はしかなどの感染症の病状としてあらわれる発疹では対応の仕方が異なります。発疹の様子を見ただけでは素人にはなかなか原因をつきとめることはできません。発疹の多い少ない、症状が重い軽いに関わらず必ず医師の診察を受けましょう。

皮膚トラブルによる感染しない発疹

赤ちゃんの皮膚はとても弱いうえ、大人よりずっと新陳代謝が盛んで汗もたくさんかきます。皮膚をいつも清潔に保つことがトラブル予防の鉄則です。

あせも
ひたいや首すじ、背中、わきの下など汗がたまりやすいところに赤いポツポツができるのはあせもの発疹です。汗の量が増えて、汗腺の管が詰まってしまうことにより起こります。あせも自体はお風呂やシャワーで汗を流す、肌着をこまめに替える、部屋を涼しくするといったケアをすれば2〜3日で治りますが、放置しておくと赤ちゃんがかゆみのためにあせもをかきむしり、細菌に感染して化膿する(あせものより)場合があります。
おむつかぶれ
おむつをしている赤ちゃんのおしりが赤くただれて、痛みやかゆみをと伴うのがおむつかぶれです。おしっこやうんちに含まれる物質による刺激やおむつのむれ、摩擦などが原因で起こります。おむつをこまめに替える、替えるたびに座浴やシャワーで洗う、おしりを十分乾かすといったケアが有効ですが、ただれてしまったときは医師の診察を受けて薬を塗ると早く治ります。
皮膚カンジダ症
カビの一種のガンジダ菌が皮膚について炎症を起こす症状で、おしりや外陰部、太ももなどに膿を持った赤い発疹が広がります。おしりがおむつのためにむれやすくなっていたり、体の抵抗力が弱っているときに起こります。ケアのしかたはおむつかぶれと同様ですが、おむつかぶれの薬を塗ると症状が悪化するので注意しましょう。必ず医師の診察を受けカンジダの薬を処方してもらいましょう。

薬疹のこともあるので気をつけましょう

皮膚トラブルや感染症以外に、薬を飲んだ後や注射をした後にかゆみのある赤い発疹=薬疹ができる場合があります。すぐに医師に連絡して指示を受けましょう。

感染症によりあらわれる発疹

発熱をともなう発疹が出た場合は、感染する病気に掛かっていると思っていいでしょう。早めに医師の診察を受けてください。感染症は予防接種で防ぐことのできるものもありますが、抵抗力の弱い赤ちゃんの間は人ごみなどウイルスに感染しやすい場所を避けることも大切です。

はしか
はしかは感染力が非常に強く、患者といっしょに遊んだだけでも感染します。感染後10日くらい経つと、熱やせきといったかぜの症状や口の粘膜に白い斑点が出てきます。その後、高熱をともなって赤い発疹が現れます。気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こしたり、まれに死亡に至ることもあります。 はしかに直接効く薬はなく、医師の指示に従い安静にすることになります。1歳になると予防接種が受けられるので早めに接種しておくと安心です。ただし、1歳前にかかる赤ちゃんもいるので注意が必要です(はしかの流行時には1歳未満でも受けられるので医師に相談してみましょう)。
みずぼうそう(水痘)
はしかと同様に強い感染力をもつ病気です。はじめは小さな赤い斑点ができますが、半日から1日くらいで水ぶくれになり、4〜5日すると乾いて黒いかさぶたになります。口の中や外陰部、頭皮にも水ぶくれができます。かゆみが強いのが特徴ですが、合併症はほとんどありません。 水ぶくれの中にウイルスがいるので、かゆがって引っかくと感染が広がります。化膿させると発疹のあとが残ってしまうこともあるので、かきこわしてしまった場合は傷をきちんと消毒しましょう。病院ではかゆみを抑える軟膏などを処方してくれます。なお、1歳になると予防接種が受けられます。
突発性発疹
突然39〜40℃くらいの高熱が出て3〜4日続きます。下痢や熱性けいれんを起こす場合もあります。熱が下がると小さな赤いポツポツが首や胸、おなかに出て全身に広がりますが、2〜3日で消えて跡も残りません。生後6ヶ月〜1歳未満で掛かることが多い病気で、生まれて初めての高熱でママをびっくりさせることも多いようです。 突発性発疹に直接効く薬や予防接種はありませんが、あまり心配のいらない病気です。熱が出た時点で医師の診察を受けておくと経過を把握してもらえるので安心です。

発疹が出たときの処置のポイント

発疹を触らせない
発疹をかきこわさないよう、長袖で肌に密着しないゆるめの服を着させましょう。汗をかいたり体温が上がるとかゆみが増すので、吸湿性のよい薄手のものがベターです。
爪を短く切る
ひっかき傷から細菌感染しないよう赤ちゃんの爪は短く切り、手は清潔にしましょう。
安静にする
医師の指示に従って安静にしましょう。熱がある場合は水分補給をこまめに行ってください。
お風呂は避ける
熱がある場合やひどくかゆがる場合は、入浴は避けた方がいいでしょう。熱が下がり炎症を起こさなくなったら、ぬるめのシャワーでさっと汚れを洗い流すようにします。
治療を途中でやめない
症状がなくなったように見えても医師の許可がでるまではきちんと治療を続けましょう。

発疹をともなうその他の主な病気

乳児発疹・アトピー性皮膚炎・とびひ・溶連菌感染症・手足口病・風疹・りんご病

監修/葛飾赤十字産院 院長 三石知左子先生


 

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