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子育てお役立ち辞典

お世話のポイント<冬の育児>

なるべく薄着が基本

赤ちゃんが寒くないか心配で、ついモコモコと着ぶくれさせてしまいがちなこの季節。けれども赤ちゃんは代謝が活発なので、大人ほど寒がりではありません。生後3ヶ月を過ぎていれば、大人より1枚少なめくらいで大丈夫です。
目安は、6ヶ月くらいまでなら半袖の肌着に手首、足首までしっかりおおうカバーオール、おすわりができるようになってからは、半袖の肌着に薄手のトレーナー、オーバーオールといった程度です。
むしろ、冬場でも汗をこまめにチェックして肌着を着替えさせることが大切です。放っておくとあせもやかぜの原因になります。また、外出時には厚手のものを1枚着せるよりも薄手のものを重ね着させた方が、服と服の間に空気が入り保温状態が良くなります。気温の変化をみながら、着せたり脱がせたりして体温を調節してあげましょう。

室内ならはだしでも大丈夫

手足が冷えがちなお母さんとしては、赤ちゃんにも靴下をはかせてあげたくなりますよね。でも、赤ちゃんはからだの余分な熱を手や足から発散して体温を調節しています。手足の表面から汗が出て気化熱が奪われるため、皮膚が冷たくなりますが、体が冷えているわけではありません。
房のある室内ならはだしで大丈夫です。もちろん手袋も必要ありません。

室内の環境や寝具について

冬場の室内温度は20℃前後が適温とされています。大人にはちょっと寒いと感じられる室温かもしれませんが、赤ちゃんは寒いと感じると手足を動かして体温を調節します。手足を十分に動かして自律神経の働きを伸ばすためにも、温めすぎには注意しましょう。
また、冬はもともと乾燥しているところに暖房を効かせるため、空気がカラカラになっています。乾燥は赤ちゃんの肌トラブルや風邪の原因になりますから、2〜3時間に1回は室内に外の空気を入れましょう(石油ストーブの場合は1時間に1回を目安に)。洗濯物を室内に干して、湿気をプラスするのも効果的です。
寝具は大人と同じと考えればOK。寝冷えよりは布団のかけすぎに注意しましょう。赤ちゃんが布団から出てしまうようなら暑過ぎる証拠です。掛け布団を少し減らしてあげましょう。

寒いときにはあんかや電気毛布を使ってもいいの?

室温が15℃くらいあれば特にあんかなどを使う必要はありませんが、かなり冷え込むときや、赤ちゃんが新生児の場合ならあんかや湯たんぽを使ってもいいでしょう。使うときはやけどをしないようタオルなどでくるみ、必ず足先から20〜30cm離れたところに置くようにしましょう。
ただし、どんなに寒くても赤ちゃんに電気毛布を使うのは厳禁です。体温が上がりすぎて脱水症状を起こすおそれがあります。

天気のいい日は積極的に外出を

寒くなると外出するのがおっくうになりますが、外の寒さを肌で感じ、体温調節ができるようになることも赤ちゃんにとってはとても大切。天気がいい日には、積極的に外出するようにしましょう。ねんねの時期ならベランダに出て外気に触れるだけでもOKです。
室内でははだしでもかまいませんが、外出するときには必ず靴下をはかせましょう。またフードつきのパーカーや帽子で冷たい風をさえぎる工夫をしましょう。赤ちゃんを抱っこして上からママコートを羽織るスタイルは、赤ちゃんもお母さんも暖かいのでおすすめです。寒くても意外に赤ちゃんは汗をかいているものですから、帰ったら必ず着替えさせましょう。

外出しないと風邪をひきやすくなるの?

生後1ヶ月を過ぎると、赤ちゃんには自分で体温を調節する力が育ってきます。外出して冷たい空気に触れると自律神経の働きがいっそう活発になり、粘膜も鍛えられるため、病気への抵抗力が強くなります。
「寒いと風邪をひくのでは・・・」と心配しがちですが、寒さに慣れていないと寒さに対する抵抗力が身につかず、ウイルスを簡単に侵入させてしまうことになります。丈夫な子どもに育てるために、冬の寒さを上手に利用したいですね。

監修/葛飾赤十字産院 院長 三石知左子先生


 

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