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妊娠中の腰痛について

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おなかが大きくなってくると体の重心が前に移りますから、バランスを取るためにどうしても上体を反らした姿勢で立ったり歩いたりするようになります。そのため背中や腰の筋肉に負担が掛かり、腰が痛むようになるのです。

妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンの影響で骨盤の関節や靭帯がゆるむため、おなかを支える力が弱くなり腰の筋肉に一層負担が掛かることも原因の一つです。自分の体だけではなく常に赤ちゃんの重さを支えているわけですから、腰痛はいわば妊婦さんの宿命ともいえる症状です。実際、妊婦さんの半数以上が腰痛に悩んでいると言われています。けれども腰痛そのものが出産に悪影響を及ぼすということはありませんし、出産後は治ってしまうことがほとんどですのであまり心配しすぎなくて大丈夫です。日常生活の中で腰に負担が掛からない姿勢を心掛けたり、痛みのあるときには筋肉を休めるなどして痛みを上手にかわすようにしましょう。

また、日頃から筋肉を鍛えるようにすると腰痛の予防、解消に役立ちます。ただし、常に痛みがあったり歩けないほど痛むような場合は、整形外科の診療が必要になることもありますので必ず主治医に相談してください。

三鷹レディースクリニック院長 天神 尚子(てんじんひさこ)先生
監修プロフィール
三鷹レディースクリニック院長 天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三楽病院産婦人科科長を勤めた後、 2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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