旅行に行っても大丈夫?
行くなら近場でゆっくり
妊娠中はとにかく疲れやすく、旅行はあまりおすすめできません。
また疲れがたまるとおなかが張りやすくなります。できれば近場でゆっくりできるところを選ぶとよいでしょう。移動には車を利用してもかまいませんが、長時間移動する場合は2時間に1回は休みを入れましょう。妊娠中はとっさの判断力が低下するため、車の運転はなるべく避けてください。万が一追突事故があった場合、ハンドルにおなかをぶつける危険があります。車を利用する場合は、おなかが出てきてもシートベルトは着用しましょう。ベルトが腰骨の辺りにくるようにして、おなかを圧迫しないように気をつけましょう。
出かけるときは母子手帳を忘れずに。
旅行してよい期間は、基本的には妊娠16週〜35週くらいまでで、体調がよいときに限ります。行く前に必ずかかりつけの産婦人科で診察を受ける
ようにしてください。旅行先もすぐに医療機関にかかれるような場所を選び、無理のないスケジュールで計画するようにしましょう。
海外旅行や温泉は?
行ってはいけない、というわけではありませんが、体調を考えて慎重に行動してください。よく気圧の変化が体に影響しないか、という質問がありますが、特に心配する必要はありません。ただ、飛行機の中で同じ体勢でじっとすわっていると腰に負担がかかりますので、あまり長旅はおすすめできません。
また、時差も体の負担になります。旅行の日程は、安定期に組むようにしましょう。
海外では日本と同じような医療システムになっているわけではありませんので、慎重に行動してください。現地についたらなるべくあちこちの都市を動き回らず、ひとつの場所でのんびりすごすようにしたいものです。
温泉の場合、成分によっては妊婦には望ましくないものがありますので、旅行に行く前にあらかじめ宿などに確認をとっておきましょう。温泉は足場が悪いところが多いので、すべって転倒などしないように慎重に入るようにしてください。
また、この時期は皮膚が敏感なので、成分によってはかぶれたりすることもあります。
特に強い成分の温泉は注意が必要です。
海外旅行も温泉もあまりお勧めはできませんが、旅行に行く前に必ず医師の診察を受けるようにしてください。
監修/三鷹レディースクリニック院長 天神尚子先生


