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妊娠から出産まで

ペットを飼っても大丈夫?

節度を守って飼っている限り、過度の心配はいらないでしょう

ペットの糞を処理した後にちゃんと手を洗うなど、衛生管理をきちんとすることが大切です。また、ダニ、ノミによる被害の心配もあるので、シャンプーをしたり、害虫駆除の薬を飲ませるなどの処置も怠らないようにしましょう。

赤ちゃんが生まれたらペットとは同じ部屋にさせないよう、ペットの新しい部屋を確保しておきましょう。また、万一に備えて赤ちゃんはベッドに寝かせるなどの配慮も必要です。ペットはミルクのにおいがする赤ちゃんがそばにいると、なめたりかんだりする恐れがあります。

また、飼い主の愛情が赤ちゃんの方にだけ向けられると、ペットがやきもちを焼いて赤ちゃんに飛びかかったりすることもあります。
飼い主としてペットにも変わらぬ愛情をそそいであげることも大切です。

トキソプラズマ症

トキソプラズマ症は、ネコや犬、鳥などに寄生している原虫「トキソプラズマ」が、ふんや生肉などを介して感染する感染症です。
妊婦が感染するとトキソプラズマが胎盤から胎児の体内に潜入し、生まれてくる赤ちゃんに脳障害、水頭症などを引き起こす原因をつくったり、流産、早産を招くことがあります。妊娠前にこの病気に感染して免疫が出来ている場合や、妊娠20週以降に感染した場合はまず問題ありません。ただし、妊娠してから新たにペットを飼うような場合は注意が必要です。妊婦の方にトキソプラズマ症に対する免疫が出来ていない場合、胎児に影響が現れることがありますので特に注意が必要です。
いずれにしても、ペットに接するときには節度が大切。妊娠中にペットと接する際には、ふんをすぐに処理し、処理後は石けんで手を洗いましょう。
口移しやキスは避けるなど、一定の距離を保つことを守ってください。

トキソプラズマ症の検査と治療

トキソプラズマ症に関しては、妊娠前に感染していたのであればまず問題はありません。
トキソプラズマ症にかかっているかどうかは、血液検査によって調べます。
この検査で疑わしい数値が出た場合、IgM抗体の再検査を受けますが、妊娠前に感染したものである場合は、数値の上昇が見られないので安心です。妊娠中に感染した場合には、抗生物質などを服用して治療します。
妊娠途中で感染したとしても胎児に影響が出る確率は非常に少ないので、あまり心配しすぎず、医師の指示にしたがって治療しましょう。

監修/三鷹レディースクリニック院長 天神尚子先生

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