セックスに不安がありませんか?
セックスレスになっていませんか?
妊娠をするには、排卵日の前後にセックスをし、卵子と精子がタイミングよく出会う必要があります。
しかし、この「排卵日セックス」にばかりこだわると、夫婦生活がストレスになり、なかなか妊娠できないことも少なくありません。
リラックスして子づくりしやすくなる性生活について、一度じっくり考えてみましょう。
セックスレス夫婦は増えている!
日本性科学会の定義によると、セックスレスは「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアルコンタクトが1ヶ月間以上ないこと」をさします。
厚生労働省と(社)日本家族計画協会が共同で行った調査(2006年)によると、1ヶ月以上セックスしていない夫婦は約35%。つまり3組に1組がセックスレスになります。
セックスは円満な夫婦生活を続けるために必要なものですが、現実的には夫婦がかなりの努力をしないと、自然にセックスレスに近づいてしまいます。なぜなら、仕事などのストレスが多くて性欲が衰えがち、個人的な遊びで気晴らしができてしまう、住環境が狭くて気兼ねなくセックスができない、対人コミュニケーション能力の低下からセックス自体を面倒に感じる、といったように現代の生活にはたくさんのセックスレス要因が潜んでいるからです。
「排卵日セックス」がセックスを遠ざけていませんか?
セックスレス夫婦が「赤ちゃんが欲しい」と思うと、「排卵日にだけセックスすればいい」という考え方になりがちです。
しかし、「この日にしなければ」という思いがプレッシャーになると、男性は勃起できなくなることも少なくありません。
また、ストレスがかかるために精子の運動性も悪くなりますし、女性は性交痛を感じやすく、セックスを中断しがちになります。
つまり、セックスをただの「子づくりの手段」と考えていると、どうしてもセックスが遠ざかり、自然に妊娠できる確率が低くなってしまうのです。
セックスレス以前に「会話レス」になっていませんか?
セックスレスになる夫婦は、まず会話も少なくなっているケースが多いのです。
恋人時代には、最近読んだ本の話題や将来の夢など時を忘れて語り合っていたのに、結婚してからは、こうした何気ない会話すらなくなっている夫婦はたくさんいます。「うちはよく会話している」と思っていても、話の内容を紐解くと、子どものことや仕事の愚痴、生活の内容だけに偏っている場合が多いものです。
自然なセックスの欲求に至るためには、まず夫婦で交わし合う会話の内容を見直す必要があります。
産後、セックスレスになっていませんか?
1人目の出産後からセックスレスになる夫婦も、たくさんいます。妻は産後の体調が回復しても、子育てに追われて疲れがちになると、セックスを面倒に感じがちです。夫はそうした妻の姿を見て遠慮してしまったり、子どもの寝息を気にしてその気になれないことも多いでしょう。
また、生活が子ども中心になっていくにつれ、夫婦が共にセクシーな気分を高め合えないという問題もあります。
産後のセックスレスから夫婦関係に溝が生じていかないよう、夫婦としての時間を意識してつくる必要があります。
「脱セックスレス」のためにこんな工夫を
夫婦がお互いにもっとセックスを楽しめるためには、いくつかの工夫を試みる必要があります。たとえば、次のようなポイントをヒントにしてはいかがでしょうか。
「排卵日」はあえて明かさない配慮を
「今日は排卵日だからセックスしなくちゃね!」と明け透けに言われると、夫は脅迫されたようで幻滅を感じてしまいます。
たしかに妊娠には排卵日を把握するのは大切ですが、あえて夫に明かさず「ムード」で誘ってみましょう。
「排卵日」と言わずに「今日は、“大切な日”だから早く帰ってきてほしいな♪」とかわいく誘って、夫が大好きなお酒や料理を用意してみてはどうでしょう。
2人のセクシーな気分が高まりそうなベッドメイキングやナイティを工夫し、セックスを楽しめる演出をしてみるのもいいでしょう。
また、子どもと添い寝していると夫が気兼ねして勃起できない場合も多いので、夫婦が気兼ねなくベッドインできる空間を、別の部屋に用意する配慮も必要です。
夢のある会話や演出をしていますか?
たまには、仕事や生活の話、子どもや子づくりの会話から離れることも大切です。
旅行の計画、行ってみたいレストランの話題など、お互いが好みそうな夢のある話題を膨らませ合ってみましょう。
また、2人でエロチックなイメージが膨らませあう「演出」を楽しむのもお勧めです。たとえば、ストーリー性のあるアダルト映画を観ながらセクシーなムードを高めたり、たまにはおしゃれなホテルでロマンチックな一夜を楽しんでみるのもいいでしょう。
「女性」としての魅力を忘れていませんか?
「セックスは夫が誘うもの」という固定観念から、「誘われないから、このままでいいのね」と思い込んでいる妻も多いでしょう。しかし、夫はセックスをしたくても、生活感たっぷりの妻に魅力を感じず、誘う気が起こらないのかもしれません。
また、産後の体調や育児中のストレスに気遣って誘わないのかもしれません。夫が以前のようにセックスに積極的にならなくなったときには、夫婦関係の「黄色信号」と捉えましょう。自分の身を小ぎれいにしたり、インナーやナイティを替えてみて「女性」としての部分を見直してみる必要があります。
性行為障害が不妊に影響することも
女性の場合---セックスに苦痛を感じたら産婦人科に相談を
膣の粘膜が非常に硬い、膣が非常に狭いなどの器質的な原因があると、痛みが激しくてセックスを継続できなかったり、男性側がうまく挿入できないこともあります。
その場合、手術を受けることで改善ができます。また、子宮内膜症の発生部位が圧迫されるときに痛みを感じる場合も、薬物療法や手術によって改善されやすくなります。いずれも、産婦人科で相談することが大切です。
また、性的虐待の記憶やセックスの痛みへの固定観念のように精神的な面からセックスができない場合には、精神安定剤を服用しながらカウンセリングや性行為の指導を受けることで、改善することもできます。
こうした問題も、まずは産婦人科で相談しましょう。必要に応じて精神科などの紹介を受け、適切な治療を受けることが大切です。
男性の場合---勃起障害、射精障害は泌尿器科に相談を
性交時に勃起ができない「勃起障害」(ED)の場合、心理的な原因のほか、糖尿病や肝臓病、高血圧、動脈硬化などの内科的な病気が関係している場合があります。また、勃起はできても射精がうまくできない場合には、誤ったマスターベーションや早漏・遅漏、精子の精管通過障害などの原因も考えられます。いずれも、泌尿器科での診療を受けましょう。勃起障害の場合には、薬物療法やカウンセリング、補助具などによって改善することもできます。ED治療薬を通販や輸入で購入する方もいますが、本物そっくりの偽造薬が多く出回っていますので、身体に害を及ぼす場合があります。ED治療薬は必ず、病院で処方してもらいましょう。
また、射精障害の場合には、カウンセリングを受けて性生活を改善したり、また人工授精や顕微授精などの方法によって、妊娠を目指すこともできます。
監修/二松まゆみ(恋人・夫婦仲相談所所長)
元主婦マーケティング会社経営。2003年より恋人・夫婦仲相談所運営。夫婦仲に悩む主婦会員1万2千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。
「セックスレス」「アンチエイジング」「ED」のテーマを幅広く考察。マスコミ取材も多く、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして着実に歩んでいる。
著書「抱かない男の見分け方」(スターツ出版)「となりの寝室」(講談社)他多数 。
毎日、寄せられる相談には、恋愛・セックスレス・浮気など様々。2007年にオープンした恋人・夫婦仲相談所公式サイトでは、すずね所長(二松まゆみ)ほか、熟練した専門スタッフが寄せられた相談に対して100%回答しています。愛と性のコラムも毎日UP中。あなたの悩みのヒントにもなるはず!
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■夫婦仲改善DVD全3巻 2008年1月発売予定。
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