

子どもが受けるべき予防接種は、年を経るとだいぶ様変わりします。親やきょうだいが受けたワクチンがなくなっていたり、種類が違っていることもあります。最近の動向について、三石知左子先生にお話を伺いました。
※この記事は2007年10月に発信されたものです。
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定期接種では、2006年からはしか(麻疹)と風疹のワクチンが一本化され、「MRワクチン」として予防接種がスタートしました。また、これらの定期接種は従来は1回でしたが、1歳で第1期のMRワクチンを受けた子は、5歳〜7歳未満で小学校就学前の1年間に2回目を接種します。
今年、20代前後の若者を中心にはしかが流行し、大学が閉鎖になるなどの大きな事件に発展しました。この事件からも、専門家の間で予防接種の2回接種の必要性が叫ばれるようになりました。幼い頃に予防接種を受けて抗体を持っていても、周りにまったくその病気の感染者がいないと抗体価が低下し、流行時に発症してしまうことがあります。そのため、抗体価が下がりかけてきた頃にもう一度予防接種をし、抗体価を上げる必要があると考えられるようになりました。
「MRワクチン」の定期接種対象外の方でも、任意で2回接種が受けられます。詳しくは近くの保健センターに問い合わせてみましょう。
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日本脳炎は、定期予防接種の対象疾患となっていますが、厚生労働省では2005年より積極的勧奨の差し控えをしています。発生状況等を検討して予防接種を行う必要がないと認められる地域を都道府県知事が指定できるようになっています。 日本脳炎予防接種の積極的勧奨が差し控えられた理由としては、厚生労働省のホームページに以下のような記述があります。
「因果関係は不明なものの、マウスの脳を用いた現在の日本脳炎ワクチンを接種した後に重症ADEMを発生した事例があったことから、より慎重を期するため、定期予防接種としての現行の日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨は行わないよう市町村に勧告し、希望する者に対しては、接種を行って差し支えない旨の通知をしたものです。」※ADEM(アデム、急性散在性脳脊髄炎)とは、「ある種のウイルスの感染後あるいはワクチン接種後に、稀に発生する脳神経系の病気。ワクチン接種後の場合は、通常接種後数日から2週間程度で発熱、頭痛、けいれん、運動障害等の症状があらわれます」
(厚生労働省ホームページ「日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A」より)
こうした事情を把握した上で希望者は無料で予防接種を受けることができます。
「日本脳炎は豚を介して伝染することがあるため、豚の畜産の多い地域などでは親が希望をして接種をしているケースもあるようです。また、東南アジアなど海外ではまだ日本脳炎が流行している地域もありますので、海外赴任をする場合などは接種を検討してみるのも一案ですね」(三石先生)。
接種を希望する場合には、近くの保健センターに問い合わせてみましょう。

大人と子どものかぜの対処の方法はこんなにも違うものかというのが印象的でした。子どもの具合が悪くなると、ママはオロオロしがちですが日頃から子どもをよく観察する事によって、あわてずに済むこともわかりました。 予防や対策のポイント、育児書には書いていない素朴な疑問が、今回の取材でお聞きできたのではないかと思っています。 「ママこそ一番の主治医」を目指して、常日頃からわが子の健康チェックを心がけたいですね!

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