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ただし幼児期には、まだまだ大脳が未発達であるため尿意や便意をキャッチできず、排泄を意識的にコントロールすることができません。大脳が十分に発達しきれていないうちからトイレトレーニングをはじめるのは意味がありませんが、言葉数が増えて親の言葉を理解できるようになる2歳頃になったら、そろそろはじめてみるとよいでしょう。2歳前後になると、意識的に短時間の排泄コントロールを徐々にできようになってきます。しかし、うまくコントロールできず「おもらししちゃった」と知らせることもまだ多いので、あせらずに取り組んでいきましょう。 トイレトレーニングは無理強いをしてはいけませんが、成功させるには親の真剣さも必要です。「幼稚園に入って集団生活ができるようになれば、自然にはずれるのでは?」と考える方もいますが、トイレでの排泄は自然にできるものではなく、ある時期集中して行わないとなかなか成功しません。いまは3歳児健診時でも半分くらいのお子さんがオムツをしていますが、20年ほど前にはオムツをしている子はほとんど見かけませんでした。3歳に入ってからでは少々遅いので、できれば2歳台のうちにオムツはずしができるよう、根気よくトイレトレーニングに取り組んでいきましょう。 おしっこの間隔が2時間ほど開き、おしっこやうんちの前にソワソワしたり、難しい顔をするようになったら、トレーニングスタートのサインです。2歳前後にはこうしたサインを発するお子さんも増えてきますので、ママは見逃さずトレーニングをはじめていきましょう。ただし、開始時期や成功までの期間には個人差がありますので、「同じ月齢の○○ちゃんが成功したからうちの子も・・・」「うちの子は体格が大きく、言葉の発達も早いからトレーニングも早めに・・・」などとあせる必要はありません。 トイレトレーニングは「おしっこやうんちをしたくなったらここでしようね」とおまるやトイレに誘い、実際にすわらせてあげることからはじめます。トレーニングの際に必ず心がけたいのは、よくできたらほめてあげること。ほめられると本人も自信がつき、成功しやすくなります。逆に失敗しても怒らないこと。排尿を完全にコントロールできるまでには時間がかかるため、失敗するのは仕方のないことなのです。怒ると自信をなくしてしまいますので、「次はがんばろうね」となぐさめ、ぬれた衣服を交換してあげましょう。 ただし、本人にその気がなければはじめても意味がないので、2週間〜1カ月ほど続けてみてうまくいかないようなら、少し休んでまた再開したほうがいいでしょう。また、冬場にはおしっこの回数が多くなるため、失敗することも多くなります。春になって暖かくなってからのほうが成功する確率も高くなりますので、時期をみてはじめたほうがよいこともあります。 おねしょはトレーニングによっておさまるものではないので、夜中に起こしてトイレに連れていくのは絶対にやめましょう。無理やり起こすと自然な睡眠のサイクルをこわし、睡眠不足になったり、日中の体調に影響することもあります。夜8〜9時くらいからは水分を控える、寝る前におしっこに行くのを習慣にする、などの基本的なことだけ守れば十分です。また、おねしょ用のおむつをするとおねしょが治りにくくなるということはないので、安心してはかせてあげましょう。 おねしょは小学校低学年まで続く子も珍しくありませんので、おねしょの治りが遅いからといって決して叱らないでください。自分でコントロールできるものではないので、プレッシャーをかけるとストレスがつのってしまいます。あまりいつまでも続いているようなら、「夜尿外来」を設けている小児科に相談してみるのもよいでしょう。 トイレでうまくウンチをできない理由には、洋式便座では力みきれない、足が浮いて落ち着かない、おしりが宙に浮いた感じでこわい、水の跳ね返りが気持ち悪い、などなんらかの理由があるのでしょう。しかし、理由は本人にしかわかりませんし、まだまだ小さい子どもには理由をきちんと説明することも難しいようです。 幼稚園や保育園での集団生活を経験し、他の子がちゃんとトイレでしているということがわかれば、いずれこだわりも消えてトイレでできるようになるので、心配はいりません。 |
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