油断大敵! 車のおでかけ「あぶない目にあう前に」 はっぴーママ.com

HOME > > あぶない目にあう前に

はっぴーママ特集/あぶない目に遭う前に 事故・犯罪から子どもを守る基礎知識
油断大敵!車のおでかけ
チャイルドシートの基礎知識
現在の道路交通法では、0〜6歳までのチャイルドシート着用が義務化されています。しかし、実はシートベルトを着用して事故時に効果があるのは、身長135cmくらいになってからです。2001年の文部科学省学校保険統計調査によると、子どもの平均身長が10歳で133.5cm、11歳で139.7cmという結果ですから、子どもの安全を守る、という視点で考えると、実際には法定の年齢プラス4〜5年はチャイルドシートなどを着用したほうが良いということになります。

  また、身長100cm程度になってチャイルドシートを卒業し、使用するジュニアシートは、別名「ベルトポジショナー」とも呼ばれるもので、シートベルト適用身長よりも小さい子どもが、シートベルトを着用するさいに、シートベルトを本来の正しい位置に補正してくれる働きがあります。このジュニアシートを着用せずに大人用シートベルトを子どもに使用させると、本来骨盤にかかるはずの腰ベルトが腹部にかかったり、肩ベルトが首にかかってしまったりして、万が一のときに、内臓や首の骨を圧迫して命にかかわる可能性もあります。いろいろな製品が販売されていますが、背もたれ付でないものは、腰ベルトのポジションしか補正してくれないため、背もたれのついた、両方のベルト位置をきちんと補正してくれるシートがおすすめです。

checkpoint
チャイルドシートの着用が法制化されたおよそ7年前以降発売の国産車の後部座席には、「ELR」から「ALR」というチャイルドシートを固定するためのシステムに切り替えることのできるシートベルトがついています(ベルト根元部分に表示あり)。通常のシートベルトについている「ELR」は、事故などで急な力がかかった場合のみロックされますが、「ALR」は引き出した任意の部分で自動ロックし、シートがとりつけやすくなっています(シートベルトをいったんすべて引き出すことで「ALR」に切り替わります)。
「ALR」機能のついていない場合でも、3点式シートベルトならロックオフデバイスという機能が内臓されたチャイルドシートなら、シートベルトをシートの機能によってロックすることができます。

checkpoint
チャイルドシートはきちんと装着しなければ効果が十分発揮できません。一般にママが認識している以上に適正でない装着がされている場合は多いというデータもあり(※下表)、一度きちんとチェックをしてもらうこともおすすめします。(取材協力:タカタ

乳児用後ろ向きシート
シートに置いただけ 3.6%
エアバッグ付助手席で後向き使用 4.6%
固定金具・クリップの不備 4.1%
座席ベルトでの締め付け不足 31.4%
リクライニングの調整不適切 5.7%

乳児用前向きシート
座席ベルトでの締め付け不足 43.8%
固定金具・クリップの不備 24.8%
シートに置いただけ 6%
座席ベルトの通し方が不適切 4.6%
ハーネスの誤使用 3.4%
※チャイルドシートミスユースの割合と原因 データ提供:JAF

 


●着用しない理由は?
子どもがぐずっていやがったとき 116
短距離しか乗らないとき 89
走行中のオムツ替えや授乳のとき 53
子どもが寝てしまったとき 19
面倒なとき 18
急いでいるとき 15
車内が暑いとき 7
その他 32

年々交通事故の総死者数が減っているのに同乗中の子どもの死者は増えている
  自動車乗車
同乗中
15歳以下 死者数 61
増減数 7
平成15年警察庁「平成15年交通事故発生状況」より

チャイルドシートのチェックをしてもらえる場所は?
■チャイルドシート・セーフティ・キャラバン
無料(要予約、開催1ヶ月前程度から各店舗にて受付)。  
・2004年7月18・19日(日・月)兵庫 
 トイザらス加古川 0794-21-4683
・7月24日(土)千葉 
 ベビーザらス新浦安 047-352-5656
・7月25日(日)東京 
 ベビーザらス武蔵村山市 042-557-6581
■JAF チャイルドシートチェックアップ
無料(要予約、開催地JAF支部に連絡)
JAF 全国イベント案内にて開催日時・予約方法など常時掲載

意外に危ない!車内の事故
毎年のように報道される悲しい事故。警察庁の発表によると、2003年には5人もの乳幼児が「車内に放置された」ことが原因で亡くなったということです(分類としては事故ではなく“虐待”とされる)。暑い時期に起きると思われがちですが、事件発生の時期をみると、3月・4月にも起きていることから、車内は想像以上に短時間で暑くなりやすいようで、夏などの車内放置は「短時間だけ」が思わぬ事故につながりかねず、注意が必要のようです。
また、死亡にまでいたらなくても、ケガをしてしまうケースも多く、予防のためにはまず(1)車は家よりリスクが高いという意識を持つこと(JAF記事より)、(2)どんな事故が高い頻度でおきているか知る(3)チャイルドシートを正しく装着する(4)子どもを車内に放置しない、の4点を意識することで、ほとんどの車内事故は防ぐことができます。

グラフ グラフ
●はっぴーママ.comアンケートから
●JAF Mate 2003/7月号 より

  投稿数
割合
車内事故内容
対策
1位 594通 48% ドアに手や足をはさんだ
チャイルドシートを着用させてから閉める/確認して閉める/兄弟など子どもに開閉させない
2位 391通
32%
急ブレーキ時、頭や体を強打した
チャイルドシートを着用する
3位 136通
11%
パワーウィンドに手・足・首をはさんだ
チャイルドシートを着用する/チャイルドロックをする
4位 25通
2%
ドアが開いた、または子どもがドアを開けて車外へ転落した
チャイルドシートを着用する/チャイルドロックをする
5位 18通
1%
乗せおろし時に頭をぶつけた
子どもの頭に手を置いて乗せおろしする/子どもが自分で乗降するときには側につく
6位 17通
1%
チャイルドシートごと外れて転落した
サイズにあったシートを着用させる/固定具合を走行前に確認する
7位 16通
1%
シートベルトの金具でやけどした
夏場は親が触って確認/日除けカバーをしておく
8位 11通
1%
シガーライターをいたずらしてやけどした※4〜5歳に多い
子どもを車内に放置しない/チャイルドシートを着用する
9位 10通
1%
熱中症、脱水症状になった
子どもを車内に放置しない/サンシェードをつけ、水分補給をこまめにする
10位 9通
1%
食べ物をのどに詰まらせた(ストローが刺さる、アメを詰まらせることが多い)
ストローは走行中に使用させない、飲食はなるべく避ける
JAF Mate 2003/7月号 より JAF  
← 子どもと一緒に自転車に乗るには → ママの知りたい救急救命法